👧HPVワクチンのご案内👦
🌱HPVワクチンの正しい理解のために
現在、日本で使用されているHPVワクチンは「シルガード9(9価ワクチン)」です。
※キャッチアップ接種は2026年3月31日で終了しました。
※4価ワクチン(ガーダシル)は現在新規使用されていません。
🛎️HPVワクチンに関して以下に詳細な記載がありますのでご覧ください。
●HPVファクトシート (mhlw.go.jp)(外部リンク)
●HPVワクチンQ&A|厚生労働省 (mhlw.go.jp)(外部リンク)
●HPVワクチンについて知ってください 子宮頸がん予防の最前線(外部リンク)
定期接種の対象者とスケジュール(全額公費負担)
👧対象者は小学6年~高校1年相当の女子です。
ワクチンの接種スケジュールは一定の間隔をあけて、合計2回または3回接種します。接種する年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。詳しくは接種する医療機関に相談してください。
なお、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
【一般的な接種スケジュール】
※1: 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
定期接種の対象外の方(16歳以上の女性)
👩🦰16歳以上の女性は、2026年4月現在は任意接種(自費)となります。9価ワクチン(シルガード9)を3回接種します。
定期接種の対象外の方(9歳以上の男児)
🧒男子のHPVワクチンは、9歳以上から接種可能です(任意接種・自費)。
15歳未満で接種を開始した場合は2回接種、15歳以上で開始した場合は3回接種となります。
🔬ワクチンの安全性
🧪HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
頻度は不明ですが、重い副反応(重いアレルギー反応、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、免疫性血小板減少症)が起こることがあります。※1
| 発生頻度 | 9価ワクチン(シルガード®9) |
|---|---|
| 50%以上 | 疼痛* |
| 10~50%未満 | 腫脹*、紅斑*、頭痛 |
| 1~10%未満 | 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感*、発熱、疲労、内出血*、腫瘤* |
| 1%未満 | 口腔咽頭痛、嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感、出血*、血腫* 熱感*、硬結*、知覚低下*など |
| 頻度不明 | 感覚鈍麻、失神、四肢痛など |
🧬 HPVワクチンが守るもの
がんの原因そのものを防ぐ
HPVワクチンは、がんの原因となるHPV型への感染を予防します。
特に9価ワクチンは、子宮頸がんの原因の約90%を占める型をカバーしています。
日本の研究では、**12〜15歳で接種した女性では、HPV16/18型による高度異形成(CIN2-3/AIS)が0%**でした。
一方、未接種では47%が陽性でした。
これは、ワクチンが「がんの入口」をほぼ完全に閉じていることを示しています。
👧 なぜ12歳から必要なのか
性交渉の平均年齢は18歳前後ですが、実際にはもっと早い人もいます。
そして、ワクチンは“感染する前”に接種することで最大の効果を発揮します。
さらに、
- 15歳未満は免疫応答が最も良い
- 2回接種で完了し、痛みも負担も少ない
- 完全な免疫獲得まで約1年かかる
という理由から、小学6年生〜中学生の接種が世界標準です。
🧒 男児にも必要な理由
HPVは女の子だけの問題ではありません。
男の子も、陰茎がん・肛門がん・中咽頭がんなどの原因になります。
また、パートナーへの感染を防ぐことにもつながります。
世界ではすでに多くの国で男子接種が定期接種化されており、
日本でも2023年に男子接種が承認されました(任意接種)。
15歳未満で開始すれば、女児と同じく2回で完了します。
🔍 性交渉を始めていても意味があるのか
答えは「はい」です。
性交渉歴があっても、打たないよりは確実に良いことが科学的に示されています。
ACOG(米国産科婦人科学会)は、
26歳以下の未接種女性は、性交渉歴に関係なく接種すべきと明確に推奨しています。
理由は、
- 9種類すべてのHPV型に感染している可能性は極めて低い
- 既感染型以外の型に対しては高い予防効果が得られる
- 新しいパートナーとの関係では新規感染のリスクがある
ためです。
出産歴があっても同様で、既感染型以外の予防効果はしっかり残ります。
🛡️ HPVワクチンは「安全かどうか」
世界中で1億人以上が接種し、15年以上にわたり安全性が評価されています。
2025年のコクランレビュー(225研究・1億3,200万人以上)では、
POTS・慢性疲労症候群・CRPS・早発卵巣不全・不妊症との関連は認められないと結論づけられています。
重い副反応は極めてまれで、主な症状は
- 接種部位の痛み
- 腫れ
- 発赤
など、数日で改善するものがほとんどです。
あなたが臨床で「数百人に接種しても重い相談がなかった」という経験は、
世界のエビデンスと完全に一致しています。
🌸 子どもを残して亡くなる未来を減らすために
日本では、子宮頸がんで亡くなる女性の中に、
小さな子どもを残して旅立つお母さんがいます。
その多くは、HPVワクチンで防げた可能性があるがんです。
ただ、未来の選択肢として「防げるがんがある」という事実を知ってください
HPVワクチンは、あなたやあなたの子どもが、
“防げるはずだった悲しみ”を避けるための確かな手段between 27 and 36 weeks of pregnancy.
