予約開始 2025年9月13(土)からWEB予約開始
📅 接種開始:2025年10月1日(水)から2025年12月27(土)までの予定
🟢 対象者:2歳以上19歳未満の方
接種方法:1回0.2mlを両側の鼻腔に噴霧(左右それぞれ0.1mlずつ)
💰 費用:8,000円(税込)※秋田市助成1,000円適用で自己負担7,000円
📱 予約方法:当院ホームページからWEB予約、予定数に達し次第終了
⚠️ 接種前の注意事項
• 鼻スプレーを極端に嫌がらないこと(鼻の入り口にしか触りませんが、6歳未満では非常に嫌がるお子さんも中にはいらして、付き添いの保護者の方も難儀されていた印象があります)
• 喘息がないこと(今年の小児科学会の見解はまだ出ていません。当院かかりつけで喘息治療中の方はご相談ください)
• 周囲に授乳婦や乳児がいないこと(接種後1~2週間は接触を控える)
• 妊娠していないこと
• 生後2歳以上18歳以下であること
• 免疫不全がないこと
• ゼラチンアレルギーがないこと
私見では、インフルエンザワクチン注射で接種部位が肘を超えて腫れたことがあるお子さんはフルミストの良い適応です。
💡 その他の情報
2024年9月2日付 日本小児科学会見解および厚労省資料参照推奨
他ワクチンとの接種間隔制限なし
他ワクチンと同時接種可能
💉インフルエンザワクチンの種類と国際的な見解(WHO・NIH)
インフルエンザ予防接種には、主に以下の2種類のワクチンがあります。WHOやNIHでは、患者の年齢・体質・生活環境に応じて、適切な選択を推奨しています。
比較項目 | LAIV(フルミスト®) | IIV(不活化ワクチン) |
接種方法 | 鼻腔噴霧(痛みなし) | 皮下注射(痛みあり) |
対象年齢 | 2~18歳(日本) | 生後6か月以降 |
有効性 | 同等 | |
粘膜免疫(IgA)を誘導し、感染初期の防御に優れる。 | 血中抗体(IgG)を誘導し、重症化予防に優れる。 | |
副反応 | 鼻水・咳など軽度 | 腫れ・発熱など |
接種制限 | 妊婦・免疫不全者は不可 | 幅広く接種可能 |
参考資料
🌍 WHO(世界保健機関)の見解(2024年版)
“Both LAIV and IIV are effective when matched to circulating strains. Selection should be based on age, health status, and epidemiological context.”
(訳:LAIVもIIVも流行株に合っていれば有効。選択は年齢・健康状態・流行状況に応じて行うべき)
WHO FluNet Surveillance Dashboard
🇺🇸 NIH(米国国立衛生研究所)およびACIPの見解(2025年春季報告)
“LAIV is a safe and effective option for healthy individuals aged 2–49, but IIV remains the preferred choice for immunocompromised and pregnant populations.”
(訳:LAIVは健康な2〜49歳にとって安全で有効な選択肢だが、免疫不全者や妊婦にはIIVが推奨される)
- CDC: Trivalent Influenza Vaccines https://www.cdc.gov/flu/vaccine-types/trivalent.html?CDC_AAref_Val=https://www.cdc.gov/flu/prevent/trivalent.htm
- CDC: 2023–2024 Flu Season Spotlights
🧑⚕️ 日本小児科学会の見解(2024年9月2日付)
2024/25シーズンに向けたインフルエンザワクチン接種に関する考え方とトピックスhttps://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/influenza_vaccine_240924.pdf
経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの 使用に関する考え方(日本小児科学会 外部リンク)
小児に対するインフルエンザワクチンについて(厚労省 外部リンク)
フルミスト点鼻液 添付文書 (第一三共資料 外部リンク)
国内外のデータを踏まえ、LAIVとIIVに明確な優位性はないものの、乳幼児や授乳婦、免疫不全者の周囲ではIIVの使用を推奨しています。
詳細はこちら:
日本小児科学会:経鼻弱毒生ワクチンの使用に関する考え方(PDF)https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240909_keibi_i_vaccine.pdf


